NORSTARトレッキングポール 取り扱い説明書

トレッキングポールの長さの調整方法

  1. トレッキングポールにそれぞれ目盛りが付いていますので、下の表を参考に身長に合わせて該当の目盛りまで引いてください。

    ※以下の表はあくまでも目安です。トレッキングポールを持つ際に、腕が約90度に曲がる程度の長さが良いとされています。例えば、身長168cmだとするとポールの長さは115cmがおすすめです。
身長(cm)トレッキングポールの長さ(cm)
145~15095
150~155100
165~160105
161~165110
166~170115
171~175120
176~180125
181~185130
186~190135

例)115㎝に合わせる場合

まずポールの後端(地面に突く方)のレバーを外し「115」の目盛りに合わせます。

そして真ん中のレバーを開け、同じく「115」の目盛りに合わせます。

両方の目盛りを 「115」に合わせると、この時のトレッキングポール全体の長さは約115cmになります。

※必ず両方の目盛りを統一させるようにしてください。

両方の目盛りを統一させることで、曲がりや破損が回避できるようになり、より長持ちします。

・クイックリリースノブ(レバーのネジ)を時計回りに回すとロックされ、半時計回りに回すと緩むようになります。

・長さ調整用レバーが緩み過ぎていると、歩行時にポールが緩んでしまいます。

この時はレバーを開けネジを時計方向に少し回し、レバーを閉めてみて、十分に閉まるかどうかを確認してください。閉まらない場合は、ノブをきつく締めすぎているため、少し緩める必要があります。

登り坂ではポールを少し短くし、下り坂では少し伸ばすことで脚への負担を軽減できます。

  

けが・破損予防のために

  • このトレッキングポールの最大長は135cmです。
  • 「STOP」は警告目盛です。それ以上伸ばすのをやめてください。警告マークを超えるとトレッキングポールが破損し、怪我をする可能性があります。

トレッキングポールのグリップストラップの正しい使い方

  1. 輪っか状のグリップベルトに、手を下から上に通します。
  2. グリップベルトを手首に巻き付けるように持ちましょう。手のひらと手首を自然にサポートします。
  3. このグリップベルトの利点は、常に強く握り続ける必要がなく、長時間使用しても手が疲れにくいことです。また常に巻いた状態のため、ポールも落としにくいです。

  

グリップベルトの長さ調整方法

①上部カバーを外します。

②グリップベルトを上部カバーに対して
「直角」方向に引っ張ることで、長さ調節ができます。

※直角方向以外に引っ張っても動かないようになっているため、必ず直角方向に引っ張って調節してください。

その後、上部カバーを元通りに取り付けるとグリップベルトの長さは固定され、伸縮や調整ができなくなります。故障の原因になるため、グリップベルトを無理に引っ張らず、長さ調整する際は必ず上部カバーを外した状態で行ってください。

   

三脚を設置する

  1. ポールの末端部を回転させて外し、三脚を取り付けます。
  2. 撮影の安定性は、地形の傾斜や風の強さなど、設置時の周囲の環境に依存します。
    ※環境は変化しやすいため、撮影機材の破損に対して責任は負えませんのでご注意ください。

カメラアクセサリーの使用方法

  • スマホを水平に設置するには
    カメラアクセサリーを直立方向 [時計回り] にねじ込み、下部の固定ネジを上向き [反時計回り] に回転させ、底部をしっかりと固定されるまで回します。
  • スマホを垂直に設置するには
    カメラアクセサリーの背面にあるネジを [時計回り] にねじ込み、下の固定ネジを上向きに [反時計回り] に回転させ、底部をしっかりと固定するまで回します。

トレッキングポールの正しい使い方の概念

  • トレッキングポールを2本使用すると、1 本使用よりもラクで労力が少なくなります。2 本のポールを使用すると、脚の荷重が効果的に分散され、手と足を一緒に使用して全身運動を可能にします。適切な呼吸リズムと組み合わせることで、より長く、より遠くまで歩くことができます。
  • 登り坂や下り坂を歩くときは、登山道の傾斜に応じてトレッキングポールの長さをいつでも調整できます、砂利や木の根が多い登山道でうっかり滑ってしまっても、トレッキングポールがあればすぐに体を支えることができます。手が空いていて重いものを持っていて滑ると、手で地面を支えることしかできず、怪我をする可能性が高くなります。
  • グリップを強く握りしめたまま歩くと、手が疲れやすくなります。このときトレッキングポールと手のひらの間の架け橋となるのがグリップベルトです。グリップベルトを正しく使用することで、手のひらで軽く握るだけでトレッキングポールを安定して保持できます。

トレッキングポールのメンテナンス:

NORSTARトレッキングポールは、高強度7075 航空宇宙用アルミニウム合金から押出成形され、陽極酸化防食表面処理が施されています。ただし、素材は酸化の影響を全く受けないわけではなく、メンテナンスを怠ると製品寿命が短くなる恐れがあります。トレッキングポールの寿命を延ばすには、次のような対策があります。

  • 帰宅後、パイプを3つに分けてパイプの外面を拭き、パイプについた泥水を取り除きます。
  • 雨天や河川走行などの環境で使用するとインナーチューブ内にも湿気が残ります。パイプを3つに分解し、パイプ内の水が出るように立てて涼しい場所に置いて乾燥させてください。
  • プラスチック部分は太陽光の紫外線の影響により劣化しやすいため、保管の際は直射日光が当たらないようにしてください。
  • 長期間の使用によりグリップベルトが汚れた場合は、上部カバーを簡単に取り外し、普通の石鹸で洗い、乾燥させてください。